2006/01/15

むっかー☆
自宅で仕事してたら Windows2000 Server がブルースクリーンだ。集中力きれちゃったよ。

先日感想を書いた『グラン・ヴァカンス』の作中での時間は、丸2日じゃなくて丸1日だった。ところで、読み終えてから数日たって今ごろ気づいたのは、この作品の世界が晩年のシューベルトのように明るい悲劇性を伴っているってことだ。SFちっくな道具だてでテンポよく語られてしまうので、読んだ直後は単に恍惚としてしまう。シューベルトの後期ピアノソナタ、とくに18番とかも同じで、一聴するときれいでやさしげな旋律なんだけど、ひょんな瞬間に絶望がまとわりついているのに気づく。いつもなら明るい陽光に照らされた光景なのに、いったん地面にうつった影に気になってしまうと、もう影のほうばっかり気になってしかたない、みたいな。

0 件のコメント: