やっぱり山から戻ると、少し気力がわいてくる。眠いけど。小屋であんなに寝たのにどうしてまだ眠いんだ?
で、その山だが、当初の予定(雲取山)を前日に変更して鷹ノ巣山に行ってきた。奥多摩駅に着いたのは9:00過ぎで、雲取なら登山口までのバスがちょうどある時間なんだけど、鷹ノ巣の登山口になる峰谷まで行くバスはない。しかたがないのでタクシーを使った。4100円。
峰谷から鷹ノ巣山避難小屋までは4時間近くかかった。いつもなら2時間半も歩けばさくっと到着できる距離なのに。雪山はつらい。しかも歩き出しの頃は曇天で、前日に樹木に積もった雪が舞いまくって視界も灰色だし、たまらなく「無理しちゃった」感に苛まれていた(もっとも、だからこそ今回は雲取まで行くのをあきらめて、鷹ノ巣どまりにしたわけだが)。ようやく石尾根に取り付く頃には雲も切れて晴れ間も出てきたので、雪道でいかれた左足で最後の急坂を登りきった。
さすがに今年は誰も小屋にいない。ひとしきり(20分くらい)遊んだら飽きちゃったし、じっとしてると寒いので寝袋に入ったら、案の定たちまち寝てしまった。18:00頃にいったん起きて、飯を食って、また寝る。いつものことだけど、登山で上に着いてしまったら寝るくらいしかすることはない。そして、どんなに早く寝ても翌日起きる時間はいっしょ。
翌日は快晴で、新雪に足をとられながらも、鷹ノ巣山頂に9:00前に到達してしまった。鷹ノ巣山は、ちょうど富士山の方向が落ちているので、関東山脈の向こうにそびえる富士山が以上に神々しく迫ってくる。まさに、眼前に迫ってくる。関東近郊だと、この季節にここから見る富士山が一番絶景じゃないだろうか。っていうか、相変わらず富士はめでる山としては最高だあね。入山禁止にしろ。
山頂まで着いたらあとは下るだけ、のはずなんだが、今年はここからが長かった。例年はコースタイムの70%程度の時間で降りてきちゃうんだけど、今年は1.5倍の時間がかかったよ。とにかく雪がつらい。歩きづらい。コースが見えない(将門馬場のような広い場所に出ると一面が雪野原で当惑する)。そして、気を抜くと埋まる。あと、相方のKSはアイゼンの底に雪避けゴム板をつけてなかったので、ぽっくりみたいになって辛そうだった。そんなこんなで、下山できたのはようやく14:30くらい。
あとは奥多摩で温泉(事実上の銭湯)に入って、三河島で韓国鍋をつまんで、帰宅。おつかれさまでした>KS
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