2005/08/18

Joelさんは Painless Functional Specifications のなかで、ソフトウェアを開発するのにあらかじめ機能仕様(技術仕様書ではない)を整理することが重要だと強調している。とくに再三にわたって強調しているのは、コードを書く前に機能仕様書をまとめることで「いらん機能盛りだくさん」に陥るのを回避できる、という側面だ。ソフトウェアの話はこれでおしまい。

自分自信の機能仕様書を書くのはどうだろうと思った。人間だってひとつの機械であるとか、そういうしょっぱいことを言うつもりはない。ただ、ほら、どうも今の自分は「いらん機能盛りだくさん」になってる気がするし、いらん機能の追及で社会へのリリースが遅れたのも事実だし、いま現在だって新しいバージョンのロードマップが描けてない。これはきっと、いわゆるひとつの ゴンゾー だ。

さっそくJoelさんにならって、オレ機能仕様書を書いてみよう。

概要

この仕様書では Keiichirou Shikano(以下K)の次期バージョン(以下K2)に理想とされる機能についてまとめる。実現可能性とは異なる場合がある。実現可能性については別に考察する、っていうか、あとから勝手に思い知れ!>自分
したがって、この仕様書は完成版ではない。実現可能性に応じて随時更新される。この仕様書が完成するポイントは K 自身で決めるものとする。

シナリオ

K2 の生活。奥様や両親といった容易に特定できる個人とのシナリオではない。これはあくまでもマクロな社会における仕様書なんだから。

シナリオ1:勤め先

K2 は遅刻や居眠りはしない。基地外じみたミスをすることもあるが、たいていの仕事はソツなくこなす。一見するとくそマジメっぽいが、付き合いはそれほど悪くない。ただし、群れるのと馴れ合いが嫌いなので、体育会系の付き合いは丁重にお断りする。どちらかというとリベラル寄りに物事を考える。(ここまでは旧バージョンと同じ。好ましかったと思われるポイントをいじる必要はない)
K2の最近の仕事は、特殊な商品のトレードを支援するシステムの開発とメンテナンスである。これはソフトウェア製品ではなく、だからエンドユーザへのサポートもいらない。会社の別な人間が、このシステムを使って収益を上げてくれる。このシステムにはちょっとした数学が応用されており、それは K2 にも理解できる程度の本当にちょっとした原理に過ぎないのだけど、素晴らしい成果をあげてくれる。

シナリオ2:オフ

K2は17:00前には帰宅する。ミニマルな再生装置で音楽を聴く。休日にはビリヤードに出かける。奥様と食事に出かける。子どもがいるかもしれない。ピアノをひく。シーズンオフになると友達と人気のいない山や海や温泉へいく。年に数回は台湾に行ってお茶を買い込んでくる。気が向いたら小さなスポーツカーでドライブに出る。

サポートしないこと

このバージョンでは以下の機能はサポートしない:
  • 18時間労働、および、おかしな企業への雇用
  • ひきこもり、または、モラトリアム
  • ネクタイ、印鑑、形骸化した書類仕事、請負
  • 理論数学(いまさら研究者は目指さないこと)、ビジネス理論(MBAとか)、IT系
  • 英会話スクール、通信教育
  • 日本で子育て
  • マンション購入

フローチャート

現在の仕事をきちんとやりつつ資産運用
  ↓
並行して、未熟な技術のリハビリと習得(数学と英語とコンピュータサイエンスと中国語)
刺激メモ:必要ならUSへ行くことも検討すること
  ↓
転職または起業

現在の仕事と資産運用

やるべきこと、やりたいことが残っているので、数年は転職しない。しかし給料は少ない(少なすぎる!)ので、その間にきちんと運用して資金を用意する。

未熟な技術のリハビリと習得

旧バージョンの K には、知識はそこそこあるものの、技術力が決定的に足りない。K2の開発では、これまでの知識偏重な勉強を改めて、意識的にトレーニングに勤めること。数学とか英語は技術ですから!(学生の頃にこれに気づいてればねえ。へたに講義の理解が速くてテストでも成績を取れてたもんだから、訓練サボって他の学部の授業ばっかり受けちゃったり、専門外の専門書ばっかり読んじゃってた。いまの時代はインテリで食ってけるもんじゃない
現に、あえて文法学習を避けて例文の暗誦ばかり続けてきた中国語は、このところ日常の場面でも自然に口をついて出るようになってる。同様なこころがけをもってしてリハビリと技術の洗練を続けること。

睡眠時間について

仕事と並行していろいろやるためには睡眠時間を減らすしかない。睡眠時間もトレーニングできるので、4時間30分を目標に段階的に減らしていく(毎月30分ずつ縮めていく。冗談じゃないよ)。今のところ、それまで23:00-6:30だった睡眠が23:30-5:30くらいまで短縮できている。一日10時間も寝てる場合じゃない。

未解決のリスク

  • 年齢
刺激メモ:いまのままでも十分にリスキー


Joelさんの言いつけどおり、軽口を混ぜて書いてみた。

1 comment :

hisashim said...

僕も書いてみました。実は元記事をろくに読んでないので、添削求む。