2007/12/13

GhostScriptでヒラギノを使うまとめ

ghostscript でヒラギノが使いたい。

PostScriptで遊んでいて歯がゆいナンバーワンは、後置記法なんかじゃなく、日本語の出力だったりする。gsまわりのパッケージを一通りインストールした Debian であれば、/Ryumin-Light-EUC-H とか指定するだけで、とりあえずは日本語を出力することはできる。でも、そのときに使われるフォントは、/var/lib/defoma/gs.d/dirs/fonts/cidfmap に登録されている TrueType のもの。職場にはきちんとハコで購入したヒラギノがあるのに、何が悲しくて微妙に美しくない TrueType のフォントを使わなければならないのか。最近の ghostscrpt なら OpenType のフォントにも対応しているはずだ。ところが、この cidfmap を編集しても、OpenType のフォントを使えるようにはならないらしい。

そこで、Debian の ghostscript でヒラギノ(というかOpenTypeフォント一般)を使う方法のまとめ。ghostscript のバージョンについては複雑すぎるので省略。少なくとも 8.15 では以下の2つを実行すればいい。
  1. FontResourceDir/CIDFont に、フォントのCIDデータを用意する。
  2. FontResourceDir/Fontに、フォントと同じ名前のファイルを作って、フォント辞書を生成するコードを用意する。
FontResourceDirは、Debianなら/usr/share/gs-esp/*.**/lib/gs_res.psで定義されているディレクトリで、やはりDebianなら/usr/share/gs-esp/*.**/Resource/ になる。(*.**はghostscriptのバージョン。8.15とか)

1. については、フォントのファイル(*.otf)へのシンボリックリンクをFontResourceDir/CIDFont に張っておけばOK。

2. で用意するコードは、たとえばUTF-8の横書き用ヒラギノ角ゴシックW3のものであれば、
/HiraKakuPro-W3-UniJIS-UTF8-H
/UniJIS-UTF8-H /CMap findresource
[/HiraKakuPro-W3 /CIDFont findresource]
composefont
pop
これをHiraKakuPro-W3-UniJIS-UTF8-Hという名前のファイルに保存して FontResourceDir/Font に置く。このファイルは、使いたいフォントとエンコードごとに必要。

ちなみに composefont は、スタックからフォント名とCMapのデータとCIDフォントのデータをとって、フォント辞書を生成し、それをスタックの一番上に積むオペレータ。だから最後に pop がいる。

これできれいな日本語が出力できるようになった。
/HiraKakuPro-W3-UniJIS-UTF8-H findfont 30
scalefont setfont
newpath 30 700 moveto ( いつまでも責了しないのは本じゃない。 ) show
newpath 30 660 moveto ( そんなのは、ただのドキュメントだ! ) show
newpath 380 620 moveto ( by ctakao ) show


japanese-test

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