原稿を催促する側の気持ちが分かる人間は催促される側よりも少ないと思う。
YAMDAS現更新履歴 - 原稿を催促する人、締め切りを破る人
http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20060831/deadline
「困るといわれても困る」になぜかとても理解があると勝手に自負している編集者としては、職場でほかの人がひたすら「原稿ください。こっちも困るんです」みたいな電話を繰り返していると、回線交換機を叩き壊したい衝動に駆られて困る。YAMADASさんが指摘しているように、そういう編集者は実際に「優秀な編集者」ではない。これはもう、編集者失格な僕がそう感じているんだから間違いない。
かといって、まったく催促がへたくそな僕のような編集者を雇っておくのは会社としては困るはずで、だから8月も最後の今日になると、「来年には発行する予定です」って報告している企画を上司に提示されて「この企画の進捗はどうなってるんだ」と絞られたりする。どうなってるんだといわれても困る。せっかく本を書くっていう儲からない(けど楽しい)仕事を引き受けようとしてくれている人達に「困るといわれても困る」内容のメールを出すのはしのびない。
それでも最後にはメールを書く。ほぼ定型文。1行目「進捗はどうでしょうか」 2行目「多忙のところお願いばかりで申し訳ありません。よろしくお願いします」 ただし、実際にはこの行間にちょっと何か具体的なことも書く。そして、そこに何を書いたらいいか分からなくて困る。ときには3日くらい困ってる。4日かもしれない。そして書いても出さないことがある。だってブログとか読むと忙しそうなんだもん。
オチがないけど、まあ原稿があって編集ができるんだから、僕もがんばらないといけないですね。
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