2007/12/29


年賀状かいた。
%!
<< /PageSize [285 420] >> setpagedevice
newpath
/Times-Bold findfont 340 scalefont setfont
7 200 moveto
(2) false charpath

/Times-Bold findfont 230 scalefont setfont
148 250 moveto
(0) false charpath

/Times-Bold findfont 200 scalefont setfont
10 55 moveto
(0) false charpath

/Times-Bold findfont 440 scalefont setfont
67 10 moveto
(8) false charpath
clip
/Georgia-Bold findfont 13 scalefont setfont
0 11 450 { %for

/r1 {rand 23 mod 17 div} def
/r2 {rand 13 mod 17 div} def
/r3 {rand 17 mod 17 div} def
r1 r2 r3 setrgbcolor
newpath
0 exch moveto
(200820082008200820082008200820082008200820082008200820082008200820082008200820082008) show
} for

DSC_0326

2007/12/27

ケリー・リンクの『マジック・フォー・ビギナーズ』(柴田元幸訳)。英語の日記によれば11月5日に買ったものらしい。ほとんど2ヵ月かけて読んだわけか。本を読むのが仕事だというのに、この遅読っぷり。いろんな人の日記やブログを読んでいると、すごい勢いで書評やら新刊紹介やらが更新されていて、本当にすごいと思う。僕は今年、何冊本を読んだんだろう(仕事として編集したものは除く)。どうして早く読めないんだろう。何につっかかってるんだろう。

たしかにケリー・リンクの小説には、つっかかるところは多い。不条理さとか荒唐無稽さとか、そういう表面的なところにつっかかるんじゃなくて、お話のせつなさにつっかかってしまう。ぶっちゃけ小説の外面がどんなに奇抜だろうと、もともとそういう要素を求めて彼女の本を読んでいるわけだから、その部分は快感なわけだ。快感すぎるわけだ。だからこそ異化された現実感が巧妙に襲ってきて、せつなくなる。もうね、最後に収録されている「しばしの沈黙」なんて、奥様と離れて生活せざるを得ない状況にある男性に読ませたら、間違いなくきゅんとなるよ。僕もスターライトたんに電話して、悪魔とチアリーダーのお話を語ってほしい! あと、今の自分にとっては、「石の動物」に出てくるヘンリーにも共感を禁じえない。彼に限らず、ケリー・リンクの話に出てくる男性は、みんな斜めった現実に抗わなすぎ。そしてそれは、うちらの日常も一緒なんだろうな。そばにいるのが明らかなゾンビとか悪魔じゃなくて、ゾンビとか悪魔っぽい人間ってだけのことで。

ところでケリー・リンクの翻訳作品には『スペシャリストの帽子』もあるけど、もし彼女の作品を初めて読んでみるってことなら、『マジック・フォー・ビギナーズ』のほうをすすめます。訳文の出来が違う。

2007/12/26


日暮里に「深セン」というあんかけチャーハン専門のこだわり店がある。「セン」の字は、土に川って書くやつね。香港から中国側に川渡ったところの深センと同じ漢字。そういえば昔、深センの駅で写真とってたら、軍人にすごい怒られたことがあったなあ。どうでもいいついでに、個人的に深センといえばチャイナドレス。香港では滅多に見かけないチャイナドレスの女の子だけど、深センに入るとやにわに街に登場する。あれは観光客向けのサービスだったのかもしれない。市場なんかにいたのは、生きたトリを詰め込んだ籠を担いで外人の僕らにまで売ろうとする農民服の女の子とかだったからなあ。2000年ころの話。

で、日暮里の深センの話だけど、このあたりで生活している独身20代男性は毎日通うべきだと思う。うまい。この店の「あんかけチャーハン」は、同じようなメニューを食べさせてくれる店をほかに知らないので説明しにくいんだけど、ようは卵をからめてざっくりと炒めたライスに中華風の一品料理をたっぷりとのせたもの。一品料理のメニューとしては、麻婆豆腐、羊肉炒め、豚角煮炒め、青菜炒め、日替わり(鶏肉と旬の野菜炒めのことが多い)なんかが定番で、夜になると調達した食材に応じてさらに凝ったものが追加される。魚飯とか。こんなところでアドバタイズしてるくらいだから、どれも絶品なわけですよ。しかも安い。笑っちゃうくらいに熱いスープと工夫されたデザートが全品についていて、日替わりなんて600円なんだから。もっと高くてもいいのに。

調理をしているのはマスター一人だし、基本は全部注文を受けてから作るので、タイミングが悪いとけっこう待たされる。でもまあ、調理している手際を見ているだけで相当楽しい気持ちになれる。ビールでも飲んでればいいしね。青島が350円。青島の黒が500円。もうちょっと儲けてもいいんじゃないかって心配になるような値段。

R0011616

この店の料理がどれくらいうまいかっていうと、僕が今日レアメニューのビーフンをうっかり頼んじゃって(チャーハンじゃないメニューをはじめて見た)、ビーフンってのはしいたけ嫌いにとっては第一級の危険食品なわけだけど、やっぱり入ってて、幸い乾燥物じゃなくて生だったので皿全体には被害がなく、全体としてはむしろいつもの深センクオリティで、だからがんばって先に個体だけをビールで流し込んでから残りをおいしくいただいた。それくらいにうまいのです。(しいたけを身体に取り入れるのなんて、たぶんもう確実に20年以上ぶりだ。)

2007/12/13

GhostScriptでヒラギノを使うまとめ

ghostscript でヒラギノが使いたい。

PostScriptで遊んでいて歯がゆいナンバーワンは、後置記法なんかじゃなく、日本語の出力だったりする。gsまわりのパッケージを一通りインストールした Debian であれば、/Ryumin-Light-EUC-H とか指定するだけで、とりあえずは日本語を出力することはできる。でも、そのときに使われるフォントは、/var/lib/defoma/gs.d/dirs/fonts/cidfmap に登録されている TrueType のもの。職場にはきちんとハコで購入したヒラギノがあるのに、何が悲しくて微妙に美しくない TrueType のフォントを使わなければならないのか。最近の ghostscrpt なら OpenType のフォントにも対応しているはずだ。ところが、この cidfmap を編集しても、OpenType のフォントを使えるようにはならないらしい。

そこで、Debian の ghostscript でヒラギノ(というかOpenTypeフォント一般)を使う方法のまとめ。ghostscript のバージョンについては複雑すぎるので省略。少なくとも 8.15 では以下の2つを実行すればいい。
  1. FontResourceDir/CIDFont に、フォントのCIDデータを用意する。
  2. FontResourceDir/Fontに、フォントと同じ名前のファイルを作って、フォント辞書を生成するコードを用意する。
FontResourceDirは、Debianなら/usr/share/gs-esp/*.**/lib/gs_res.psで定義されているディレクトリで、やはりDebianなら/usr/share/gs-esp/*.**/Resource/ になる。(*.**はghostscriptのバージョン。8.15とか)

1. については、フォントのファイル(*.otf)へのシンボリックリンクをFontResourceDir/CIDFont に張っておけばOK。

2. で用意するコードは、たとえばUTF-8の横書き用ヒラギノ角ゴシックW3のものであれば、
/HiraKakuPro-W3-UniJIS-UTF8-H
/UniJIS-UTF8-H /CMap findresource
[/HiraKakuPro-W3 /CIDFont findresource]
composefont
pop
これをHiraKakuPro-W3-UniJIS-UTF8-Hという名前のファイルに保存して FontResourceDir/Font に置く。このファイルは、使いたいフォントとエンコードごとに必要。

ちなみに composefont は、スタックからフォント名とCMapのデータとCIDフォントのデータをとって、フォント辞書を生成し、それをスタックの一番上に積むオペレータ。だから最後に pop がいる。

これできれいな日本語が出力できるようになった。
/HiraKakuPro-W3-UniJIS-UTF8-H findfont 30
scalefont setfont
newpath 30 700 moveto ( いつまでも責了しないのは本じゃない。 ) show
newpath 30 660 moveto ( そんなのは、ただのドキュメントだ! ) show
newpath 380 620 moveto ( by ctakao ) show


japanese-test

2007/11/20

追記(2007/12/10)
報告が遅くなりましたが、Jin-Hwan Choさんにすぐに修正対応していただきました。

[cvs] Diff of /dvipdfmx/src/pdfdev.c http://cvs.ktug.or.kr/viewcvs/dvipdfmx/src/pdfdev.c?r1=1.63&r2=1.64

困っている人は、CVSの先端をビルドするか、20071115 のスナップショットに上記のパッチを当てるだけでも大丈夫そう。

追記ここまで


dvipdfmx をアップデートしたら2日間はまってしまった。どうやらetchの dvipdfmx には注意が必要らしい。

自分が遭遇した不具合は2つ。
  1. dvipdfmx(20050831)の picture 環境で、multiput の出力がずれる
  2. 細身のCourierフォント(pcrr8rn)が dvipdfmx で細くならない
    http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texfaq/qa/44806.html
このうち 2. のほうは updmap の問題らしく、TeX Q&A にある土村さんのパッチで解決する。

1. については、次のような2種類の図形を描いてみると問題がはっきりわかる。
\begin{picture}(100,10)%
\multiput(0,0)(.1,0){1000}{\circle*{10}}
\end{picture}%

\begin{picture}(100,10)%
\put(0,-10){\circle*{10}}
\put(100,-10){\circle*{10}}
\end{picture}%


上下の picture は、それぞれ同じ幅になることが期待されるけど、dvipdfmx(20050831)では multiput したほうが長くなってしまう。(20070518 でも同じ。)

dvipdfmx-result

dvips で ps にして Acrobat 7.0 で pdf にすると、期待どおり同じ長さになる。(以前のバージョンのdvipdfmx(20040411)でも同じ長さになる。)

dvipd-acrobat-result

原因も修正方法も解明できなかったので、とりあえず報告のメールを送った。

2007/10/20

やっぱりSocket370のマザーなんて壊滅だった。唯一すぐ手に入ったまっとうな商品が、SuperMicroのP3TSSEで、実売は23000円。どう考えても2007年の買い物じゃないけど、しかたない。メーカー取り寄せとのことだったけど、「Your Best P4 Motherboard」と書かれた箱に入ってやってきたので、もうメーカーにもまともな在庫はないのかもしれない。

supermicro p3tsse

でもこれ815EだしDDRは使えないんだよな。PC133のメモリも何枚か持っていたはずなんだけど、こないだ古いPCを処分したときに一緒に引き取ってもらっちゃたみたい。さすがにもう使うことはないだろうと思ったと思われる。しかたないのでメモリも買う。512MBで20000円。げー。いまどきPC133のSDRAMって信じられないくらい高額なのね……。6000円くらいのへなちょこなバルク品も試してみたんだけど、認識されなかった。最近はメモリの相性なんてほとんど気にしなくなってたので、ここでふたたび時代に取り残されている感。

2007/10/16

どうやらマザーボードを買い換えないとだめらしい。買い換えるのはいいんだけど、いまどきDDR PC2100に対応したまともなSocket370のボードなんて手に入るのかなあ。


やっぱりTualatinだよね。


tualatin

2007/10/12

SXMLから、ある属性を持つ要素をSXPathを使って取り出したい。たとえば英語と日本語の文章からなるこんなデータから、lang属性が"ja"の要素を取り出したい。
(define e
'(*TOP*
(p (|@| (lang "ja"))
"こんにちはこんにちは"
(emph "日本語です"))
(p (|@| (lang "en"))
"hellohello"
(emph "I got english"))
(m (p (|@| (lang "ja"))
"あしたは休み")
(p (|@| (lang "en"))
"I can't work any more"))))
どうやらSXPathで遊ぶときは、「真偽を返す関数」をsxml:xxxみたいな名前の関数に渡してコンバータを作り、それを要素に適用するというのが常套っぽい。いまは属性をもとに評価したいので、「真偽を返す関数」としては「lang属性の値が"ja"かどうかテストするプロシージャ」になるんだろうな。そして木全体をめぐりたいので、sxml:descendantで作ったコンバータをルートノードに適用すればよさそうだ。
(use sxml.sxpath)
(use sxml.tools)

(define (f r n v)
((sxml:descendant
(lambda (e) (equal? "ja" (sxml:attr e 'lang))))
r))

(define q (sxpath `(,f)))
実行結果
gosh> (q e)
((p (|@| (lang "ja")) "こんにちはこんにちは" (emph "日本語です"))
(p (|@| (lang "ja")) "あしたは休み"))

2007/10/09

つっかかるようなシューベルトが好きといえばわかる人にはわかるとおり、ぼくはアファナシエフの弾くシューベルトが好きだ。で、10月1日に彼が来日してシューベルト弾くというので、トッパンホールにいってきた。さすがに大御所の演奏会だけあっていい値段だったし、聴衆もおじいさんおばあさんが多くてなんだかなーという感じ。彼らの大半はシューベルトだけが目当てなんだろうな。でも残念でした。この日、アファナシエフが弾きたかったのは、途中の休憩をはさんで演目の真ん中に演奏したシルベストロフだったらしい。それをはさんで演奏したシューベルトの即興曲は、明らかに軽く流してた。すごくうまいけど。

そもそもシューベルトの特にピアノ曲は、例えばかわいい女の子といっしょにいる最中に「この楽しい時間はどうしていつか終わってしまうんだろう」みたいに思い始めてしまったときのあの何ともいえない気分が永遠に引きのばされる感じがたまらないと思うんだけど、そういう雰囲気には欠ける演奏だった。楽しい(pleasure)が幸せ(happy)に結び付くとは限らないってダライ・ラマは言ってるけど、だからこそ「楽しさをなんとか引きのばして幸せを錯覚したい」っていう気分にきゅんとなるわけで、そうでないシューベルトは老後の楽しみにはいかもしれないけど(なにしろアファナシエフはすごくうまい)、ぼくが聴きたいのとは違う。

アファナシエフはピアノソナタ18番をレコーディングしてるけど、そこではこの錯覚した幸せ感を満喫できる。こないだの高橋アキの13番にも同じ印象を受けた。10月1日のアファナシエフは、むしろシルベストロフの曲で、この感じを演奏者として楽しんでいた気がする。そういえば高橋アキはアンコールにサティの「おまえがほしい」を弾いて、それを聴いていたときは「ぶちこわしじゃん」と思ったけど、あの堂々巡り感も同じような世界観なのかもしれない。

2007/10/06

自分用のメモ。なんかこんな感じのリストがあるとする。
(define life
'(i (value "2007")
"年"
(ii (value "10")
"月"
(iii (en "9")
"日"))
(delimiter "/")
(value "2009")
"年"
(ii (value "1")
"月"
(iii (en "31")
"日"))
(iii (value "10")
"日")))
一番上の階層のテキスト情報だけを抜きたい。
つまり、iiとiiiのタグの子孫を飛ばして読んでいきたい。結果として得たい文字列は、"2007年/2009年"。

SXPathを使う。
(use sxml.sxpath)

(define (text-self elem)
(sxml:string ((node-self (ntype?? '*any*)) elem)))

(text-self
(cons 'dummy
((sxml:child (sxml:invert (ntype-names?? '(ii iii)))) life)))

2007/09/30

9月20日に高橋アキのピアノドラマティック・シリーズ #5にいってきた。高橋アキについては、一時期よくサティを弾いていた人という認識しかなかったし、今回の演目にもシューベルトの13番とかあったので、もっと「耳にやさしい」コンサートかと思ってたよ。自分のなかでシューベルトブームだったのと、チェロのローハン・デ・サラムが競演してコダーイの無伴奏チェロとかドビュッシーのソナタとかやるということだったので、それなら奥さまがチェロを聴いてみたがっていたしちょうどいいかと思ってチケットを買った。

で、このローハンおじさん、高橋アキがモンポウとかシューベルト13番のような聴き心地のいいクラシカルな演目をやるといってるところに「オレにコダーイをひかせろ」といって殴り込んできただけのことはある。メロディックなさじ加減ゼロ。たとえばヨーヨー・マのひくコダーイは、このむちゃくちゃハードな技巧の曲を可能なかぎり美しく聴かせようみたいなサービス精神に溢れているんだけど、ローハンおじさんにそんな気配はない。最後の一音なんて、ほとんど放り投げてるもんな(ヨーヨーのCDでは、たっぷり響かせて終わる)。もう、この演奏だけでファンになりました。翌週の27日にも渋谷でローハンおじさんが聴けるというので、もちろんそちらにもいってきた。

27日のほうは、フルートのカリン・レヴァインと競演で、現代曲オンリー。50人くらいしか聴衆のいない小さな演奏会だったけど、これがまた強烈だった。ローハンおじさんはコダーイに加えて、クセナキス(本人はゼナキスと発音してた)と松村禎三(!)のソロ曲を演奏してくれた。クセナキスはもともとプログラムにあって、期待もしてたんだけど、ゆうに期待を裏切ってくれる。松村禎三は、追悼として当日プログラムに追加されていた。17絃箏のための祈祷歌をチェロ独奏むけにアレンジしたものらしい。最初からチェロ独奏の曲でしょうっていうくらいの完成度なんですが、それは松村禎三の曲の力ですか、それともローハン・デ・サラムのうまさですか。なんかいま東京でレコーディングしているらしいんだけど、コダーイはもちろん、このクセナキスのKottosと松村禎三をなんとか収録していただけないものでしょうか。

この日はフルートのカリン・レヴァインさんもよかったな。とくにカイヤ・サーリアホとジャチント・シェルシ。フルートってこんなにいろんな音が出る楽器だったんですね。バスフルートやアルトフルートの独奏曲を生で聴く機会があるとは思いませんでした。

高橋アキを忘れていたわけではなく、9月20日の演奏にはものすごく共感するんだけど、いかんせん後にやった9月27日の演奏会の印象のほうが強烈に残っているのですっかり話がずれた。とくに、つっかかるようなシューベルトは、そうでなければシューベルトをあえて聴く意味はないよねと個人的にはすごく同意したい。

2007/09/23

現在の書籍の製作スタイルでは、横長のモニターを縦にして使うほうが都合がいい。とにかくビルドしたPDFのページを画面いっぱいに大きくして確認したいのである。そして書籍のページというものは横長ではなく縦に長い。ところが職場で使っている24インチのモニターはスタンドがへぼくて縦にして使うことができない。それでスタンドをはずして机の上に平置きにして無理やり縦にして使ってみた。

R0011978

これがあんがい使える。廃熱も大丈夫なようだ。

本当はPDFを見開きで確認したいので、このサイズのモニターが二枚はほしいところ。もちろんちゃんとアームつきでな。

2007/08/20

先週、2004年ごろには Gauche に KAKAI のライブラリがあったらしいとか書いたけど、sourceforge のページから今でもダウンロードできると shiro さんに教えていただいた。ありがとうございます。(そして、ろくに確認せず適当なことを書いていてすみません。)

しかもインストールしたら使えた。
(use text.kakasi)
(kakasi-begin :JH :p)
(display (kakasi-convert "素子"))
(newline)
(kakasi-end)
これを kakasi-trial.scm とすると、
$ gosh -V
Gauche scheme interpreter, version 0.8.10 [utf-8,pthreads]
$ gosh kakasi-trial.scm
{もとこ|そし}

2007/08/17

[2010年6月3日 追記]改良版はこちら

emacs で、検索パターンをその後の編集中ずっとハイライトにしたい。インクリメンタルサーチの結果でもハイライトされるけど、あれだと編集をはじめるとハイライトが解除されてしまうので、使えない。
具体的には、作業中のバッファであるパターンを一時的にハイライトして、それを確認しながらを作業するための方法がほしい。こんな具合。

highlight

この例は、 ja タグで囲まれた部分をハイライトするようにしたところ。普段はハイライト不要なんだけど、たとえば「 ja にも en にも出てくる語を検索して周辺の文章を編集したいんだけど en 内にあるほうは無視してもいいや」といった作業に便利じゃない?

で、とりあえず作ってみた関数。
;;; let designated pattern be highlight
(defun highlight-regexp (re)
(interactive "sRegexp: \n")
(make-face 'my-highlight-face)
(set-face-foreground 'my-highlight-face "black")
(set-face-background 'my-highlight-face "yellow")
(defvar my-highlight-face 'my-highlight-face)
(setq font-lock-keywords (list (list re 0 my-highlight-face t)))
(font-lock-fontify-buffer))
M-x highlight-regexp すると正規表現の入力を促されるので、そこで適切なパターンを指定すると、上の例のようにハイライトされる。そういえば解除するときのことは考えてなかった。あと、上の例ではなんとなく改行をまたいだマッチに成功してるけど、emacs の正規表現である以上、改行をまたいだパターンのマッチは期待通りにいかないと覚悟すべき。やっぱりこのエディタは、本当のところは文章のパワー編集には向かないんじゃないだろうか。

まあ問題はあるけど、ここまではよかった。

実はいま c さんに、「xyzzy で同じことがしたい」と脅されている。xyzzy は普段使ってないから、色の付け方とかわからんのですよ……。
Windows なら EmEditorとかで GUI のメニューから同じようなことができるから、とりあえずそっちでいいんじゃないかなあ。だめ?

2007/08/16

2007/08/15

cさんに「索引の読み仮名をひらがなで明示的に指定するのは前時代すぎてあほみたいだ。休み明けまでに何とかしとけ」と恫喝されたので、彼女が休みのあいだに急いで対策することにした。

まあ、実際の cさんはそんなひどい言い方をする人ではなく、ちょうかわいいんだけど、たしかに LaTeX ベースで本を作っていると索引のふりがな入力がうっとうしい。労力の問題だけでなく、原稿にひらがなが氾濫して読みにくくなるという意味でもうっとうしい。

漢字かな変換にはKAKASIを使うのが常套なんだろうな。Gauche には Ruby とちがって KAKASI のライブラリはないけれど、ほとんどジョーカーみたいな c-wrapper がある。
これで libkakasi.h に宣言されているCの関数が Gauche から使える。
(use gauche.charconv)
(use c-wrapper)
(c-load-library "/usr/lib/libkakasi.so.2.1.0")
(c-include "/usr/include/libkakasi.h")

(define (kanji->hira str)
(let ((base-ces "utf-8")
(kakasi-ces "iso2022jp"))
(kakasi_getopt_argv 3 '("kakasi" "-JH" "-p"))
(ces-convert
(x->string (kakasi_do (ces-convert str base-ces kakasi-ces)))
kakasi-ces base-ces)))
KAKASIがUTF-8を扱えないのが厄介だけど、それ以外はとても素直に Gauche で漢字かな変換ができる。

gosh> (kanji->hira "素子")
{もとこ|そし}
さて、この「素子」のようにユニークな読みを決定できない項目があると困っちゃうんだけど、「もとこ」か「そし」かの判断を機械的にすべきではなさそうだ
(「この素子を開発したのは素子さんです」問題)。だから、こういうのだけは人力であらかじめ指定しておくのが最適な対応だと思うのですが、それでかまわないでしょうか?> cさん
こんなふうにマークアップ原稿がLaTeXへと変換されるようにします。
<p>
この素子を開発したのは素子さんです。
<indexterm><i1 sortas="そし">素子<i2>開発者</i2></i1></indexterm>
<indexterm><i1 sortas="もとこ">素子</i1></indexterm>
<indexterm><i1>開発者</i1></indexterm>
</p>

この素子を開発したのは素子さんです。\index{そし@素子!かいはつしゃ@開発者}\index{もとこ@素子}\index{かいはつしゃ@開発者}



参考:
今日の一行::ひらかなのインデックス の cut-sea さんの解
ごとけんさんの ruby-kakasi の kakasi.c

2007/08/10

もう、PostScriptでフィボナッチ数列くらいなら昼休みにコーヒー飲みながらでも考えられる。
/fib {0 1 2 index -1 1 {pop exch 1 index add} for} def

ただ、せっかく PostScript なので、結果を印刷とかもしたい。印刷には show オペレータを使うわけだけど、show は文字列(string)しかとれない。fib オペレータが返すのは数値(integer)なので、文字列の型に変換する必要がある。

PostScript で型を文字列に変換するには、=string cvs とすればいいようだ。
%!
/fib {0 1 2 index -1 1 {pop exch 1 index add} for} def
/Palatino-Linotype findfont 300 scalefont setfont
10 10 moveto
11 fib == =string cvs show
これでページの左下に大きく「89」と印刷される。やっぱりPalatinoフォントの数字は美しい。

fib-11

さらにグラフなど描いてみる。
%!
/fib {0 1 2 index -1 1 {pop exch 1 index add} for} def
20 setlinewidth

1 1 21 { % for
/i exch def
/x 27 i mul def

0 setgray
/Palatino-Linotype findfont 10 scalefont setfont
10 x 5 sub exch moveto
i fib == =string cvs show

/r {rand i mod 21 div} def
r r r setrgbcolor
newpath
x 30 moveto
i fib == 10 div 30 add x exch lineto
stroke
} for

showpage

fib

2007/08/07

PostScript で階乗のつづき。こんどは for 文で。
/func {1 exch -1 1 {mul} for} def
ようするに、自分がしたい操作に必要な変数が、適切な数だけ適切な順番でスタックに積まれているようにすればいいらしい。そしてスタックというやつからは、直前に積んだものだけを取り出すことができる。

たとえば上記で定義した階乗のオペランド func を以下のように呼び出すと、
GS> 5 func
まず 5 がスタックに積まれる。この 5 は「funcへの引数」のつもりなんだけど、スタックから見るとそんなつもりはなくて、ただ値が積まれただけ。次は func を積むんだけど、func は上記のように定義されているので、その定義の一番最初にある 1 がスタックに積まれる。この時点のスタックの状態はこんな感じ。
 1 
---
5
func の定義によれば、次は exch だ。これは、それまでスタックの1番上にあった要素とその下の要素を入れ替える。つまり、スタックの状態はこうなる。
 5
---
1
さらに -1 と 1 を順番に積んで、スタックの状態はこうなる。
 1 
---
-1
---
5
---
1
ここで、本文が mul だけの for が登場する。for というオペレータは、スタックの値を 3つ消費し、それぞれの値を深いほうから順番に「繰り返しの最初」「繰り返しの更新」「繰り返しの終わり」として本文を繰り返す。ただし毎回の繰り返しでは、スタックの先頭に、そのターンにおける変数のようなものが積まれる。こう書くと複雑だけど、ようは最初に本文を実行するときには「5」が、2回目は「4」が、...、5回目は「1」がスタックの先頭に積まれるということ。つまり1回目の繰り返しのとき、スタックの状態はこう。
 5
---
1
本文の mul は、このスタックから値を 2つ取り出して、それらの積をあらためてスタックに積む。したがってスタックの状態は、
5
2回目の繰り返しに際してスタックの先頭に「4」が積まれる。
 4 
---
5
このスタックで mul を適用すると、
 20
3回目の繰り返しに際してスタックの先頭に「3」が積まれる。
 3 
---
20
mul を適用して
 60
4回目の繰り返しに際してスタックの先頭に「2」が積まれる。
 2 
---
60
mul を適用して
120
5回目の繰り返しに際してスタックの先頭に「1」が積まれる。
 1 
---
120
mul を適用して
120
おしまい。こうして最後のスタックの値を取り出せば(そのためには == を使う)、5の階乗の値が得られる。

たぶん用語の使い方はいいかげん。はやく教科書こないかな。

2007/08/06

PostScript が意外におもしろいので真剣に勉強してみようと思う。教科書は、Web で PDF が全部公開されている "Thinking in PostScript" に決めた。書籍はもうとっくに絶版らしい。でも物理的な本が手もとにないとつらいんだよなあ。Amazon マーケットプレイスにも出品されているけどバカみたいに高額なので(6000円以上)、US の同様のサービスに注文した(600円くらい)。まだ届かない。出荷された気配もない。もう待ちきれないよう。

というわけで、試行錯誤しながら階乗を考えてみた。
 /func {dup 1 eq {1 mul} {dup 1 sub func mul} ifelse} def
実行結果。
GS> 10 func ==
3628800
GS> 20 func ==
2.43290202e+18
GS> 100 func ==
inf.0
どうやら再帰的なオペレータの定義ができるらしい。はじめは、ふつうに for を使って解こうとしたんだけど、わかりませんでした。

ところで Emacs の ps-mode は GS のビューワーと連動して出力結果がリアルタイムで見られてすごい。便利すぎ。ただしお絵描きを始めると日付が変わるようだ。