2007/10/20

やっぱりSocket370のマザーなんて壊滅だった。唯一すぐ手に入ったまっとうな商品が、SuperMicroのP3TSSEで、実売は23000円。どう考えても2007年の買い物じゃないけど、しかたない。メーカー取り寄せとのことだったけど、「Your Best P4 Motherboard」と書かれた箱に入ってやってきたので、もうメーカーにもまともな在庫はないのかもしれない。

supermicro p3tsse

でもこれ815EだしDDRは使えないんだよな。PC133のメモリも何枚か持っていたはずなんだけど、こないだ古いPCを処分したときに一緒に引き取ってもらっちゃたみたい。さすがにもう使うことはないだろうと思ったと思われる。しかたないのでメモリも買う。512MBで20000円。げー。いまどきPC133のSDRAMって信じられないくらい高額なのね……。6000円くらいのへなちょこなバルク品も試してみたんだけど、認識されなかった。最近はメモリの相性なんてほとんど気にしなくなってたので、ここでふたたび時代に取り残されている感。

2007/10/16

どうやらマザーボードを買い換えないとだめらしい。買い換えるのはいいんだけど、いまどきDDR PC2100に対応したまともなSocket370のボードなんて手に入るのかなあ。


やっぱりTualatinだよね。


tualatin

2007/10/12

SXMLから、ある属性を持つ要素をSXPathを使って取り出したい。たとえば英語と日本語の文章からなるこんなデータから、lang属性が"ja"の要素を取り出したい。
(define e
'(*TOP*
(p (|@| (lang "ja"))
"こんにちはこんにちは"
(emph "日本語です"))
(p (|@| (lang "en"))
"hellohello"
(emph "I got english"))
(m (p (|@| (lang "ja"))
"あしたは休み")
(p (|@| (lang "en"))
"I can't work any more"))))
どうやらSXPathで遊ぶときは、「真偽を返す関数」をsxml:xxxみたいな名前の関数に渡してコンバータを作り、それを要素に適用するというのが常套っぽい。いまは属性をもとに評価したいので、「真偽を返す関数」としては「lang属性の値が"ja"かどうかテストするプロシージャ」になるんだろうな。そして木全体をめぐりたいので、sxml:descendantで作ったコンバータをルートノードに適用すればよさそうだ。
(use sxml.sxpath)
(use sxml.tools)

(define (f r n v)
((sxml:descendant
(lambda (e) (equal? "ja" (sxml:attr e 'lang))))
r))

(define q (sxpath `(,f)))
実行結果
gosh> (q e)
((p (|@| (lang "ja")) "こんにちはこんにちは" (emph "日本語です"))
(p (|@| (lang "ja")) "あしたは休み"))

2007/10/09

つっかかるようなシューベルトが好きといえばわかる人にはわかるとおり、ぼくはアファナシエフの弾くシューベルトが好きだ。で、10月1日に彼が来日してシューベルト弾くというので、トッパンホールにいってきた。さすがに大御所の演奏会だけあっていい値段だったし、聴衆もおじいさんおばあさんが多くてなんだかなーという感じ。彼らの大半はシューベルトだけが目当てなんだろうな。でも残念でした。この日、アファナシエフが弾きたかったのは、途中の休憩をはさんで演目の真ん中に演奏したシルベストロフだったらしい。それをはさんで演奏したシューベルトの即興曲は、明らかに軽く流してた。すごくうまいけど。

そもそもシューベルトの特にピアノ曲は、例えばかわいい女の子といっしょにいる最中に「この楽しい時間はどうしていつか終わってしまうんだろう」みたいに思い始めてしまったときのあの何ともいえない気分が永遠に引きのばされる感じがたまらないと思うんだけど、そういう雰囲気には欠ける演奏だった。楽しい(pleasure)が幸せ(happy)に結び付くとは限らないってダライ・ラマは言ってるけど、だからこそ「楽しさをなんとか引きのばして幸せを錯覚したい」っていう気分にきゅんとなるわけで、そうでないシューベルトは老後の楽しみにはいかもしれないけど(なにしろアファナシエフはすごくうまい)、ぼくが聴きたいのとは違う。

アファナシエフはピアノソナタ18番をレコーディングしてるけど、そこではこの錯覚した幸せ感を満喫できる。こないだの高橋アキの13番にも同じ印象を受けた。10月1日のアファナシエフは、むしろシルベストロフの曲で、この感じを演奏者として楽しんでいた気がする。そういえば高橋アキはアンコールにサティの「おまえがほしい」を弾いて、それを聴いていたときは「ぶちこわしじゃん」と思ったけど、あの堂々巡り感も同じような世界観なのかもしれない。

2007/10/06

自分用のメモ。なんかこんな感じのリストがあるとする。
(define life
'(i (value "2007")
"年"
(ii (value "10")
"月"
(iii (en "9")
"日"))
(delimiter "/")
(value "2009")
"年"
(ii (value "1")
"月"
(iii (en "31")
"日"))
(iii (value "10")
"日")))
一番上の階層のテキスト情報だけを抜きたい。
つまり、iiとiiiのタグの子孫を飛ばして読んでいきたい。結果として得たい文字列は、"2007年/2009年"。

SXPathを使う。
(use sxml.sxpath)

(define (text-self elem)
(sxml:string ((node-self (ntype?? '*any*)) elem)))

(text-self
(cons 'dummy
((sxml:child (sxml:invert (ntype-names?? '(ii iii)))) life)))