2005/02/28

太陽
プラトーン 2005 A
雪山の向こう
プラトーン 2005 B
やっぱり山から戻ると、少し気力がわいてくる。眠いけど。小屋であんなに寝たのにどうしてまだ眠いんだ?
で、その山だが、当初の予定(雲取山)を前日に変更して鷹ノ巣山に行ってきた。奥多摩駅に着いたのは9:00過ぎで、雲取なら登山口までのバスがちょうどある時間なんだけど、鷹ノ巣の登山口になる峰谷まで行くバスはない。しかたがないのでタクシーを使った。4100円。
峰谷から鷹ノ巣山避難小屋までは4時間近くかかった。いつもなら2時間半も歩けばさくっと到着できる距離なのに。雪山はつらい。しかも歩き出しの頃は曇天で、前日に樹木に積もった雪が舞いまくって視界も灰色だし、たまらなく「無理しちゃった」感に苛まれていた(もっとも、だからこそ今回は雲取まで行くのをあきらめて、鷹ノ巣どまりにしたわけだが)。ようやく石尾根に取り付く頃には雲も切れて晴れ間も出てきたので、雪道でいかれた左足で最後の急坂を登りきった。
さすがに今年は誰も小屋にいない。ひとしきり(20分くらい)遊んだら飽きちゃったし、じっとしてると寒いので寝袋に入ったら、案の定たちまち寝てしまった。18:00頃にいったん起きて、飯を食って、また寝る。いつものことだけど、登山で上に着いてしまったら寝るくらいしかすることはない。そして、どんなに早く寝ても翌日起きる時間はいっしょ。
翌日は快晴で、新雪に足をとられながらも、鷹ノ巣山頂に9:00前に到達してしまった。鷹ノ巣山は、ちょうど富士山の方向が落ちているので、関東山脈の向こうにそびえる富士山が以上に神々しく迫ってくる。まさに、眼前に迫ってくる。関東近郊だと、この季節にここから見る富士山が一番絶景じゃないだろうか。っていうか、相変わらず富士はめでる山としては最高だあね。入山禁止にしろ。
山頂まで着いたらあとは下るだけ、のはずなんだが、今年はここからが長かった。例年はコースタイムの70%程度の時間で降りてきちゃうんだけど、今年は1.5倍の時間がかかったよ。とにかく雪がつらい。歩きづらい。コースが見えない(将門馬場のような広い場所に出ると一面が雪野原で当惑する)。そして、気を抜くと埋まる。あと、相方のKSはアイゼンの底に雪避けゴム板をつけてなかったので、ぽっくりみたいになって辛そうだった。そんなこんなで、下山できたのはようやく14:30くらい。
あとは奥多摩で温泉(事実上の銭湯)に入って、三河島で韓国鍋をつまんで、帰宅。おつかれさまでした>KS

2005/02/26

帰ってきた。今年は雪が多くてたいへんだった。委細は明日以降に。

2005/02/24

なんか今年は出かける前日に雪が降ることになっているらしい。
意欲的な人たちと話をするとチャレンジングな心境になる。

2005/02/23

できた。

import win32com.client, pythoncom

def ppt2ps(from_path, to_directory, ps_printer):
pythoncom.CoInitializeEx(pythoncom.COINIT_APARTMENTTHREADED)
ppt = win32com.client.DispatchEx('Powerpoint.Application')
ppt_file = ppt.Presentations.open(from_path, False, False, False)
slide_count = ppt_file.Slides.Count
del ppt
del ppt_file

for slide_num in range(1, slide_count):
ppt = win32com.client.DispatchEx('Powerpoint.Application')
ppt_file = ppt.Presentations.open(from_path, False, False, False)
ppt_file.PrintOptions.PrintInBackground = 0
ppt_file.PrintOptions.ActivePrinter = ps_printer
ppt_file.PrintOptions.FitToPage = True
ppt_file.Saved = 1

save_to = to_directory + str(slide_num) + ".ps"
ppt_file.PrintOut(slide_num, slide_num, save_to, 0, False)
ppt_file.Close()
del ppt
del ppt_file
pythoncom.CoUninitialize()

ppt2ps("C:\\temp\\foobar.ppt", "c:\\temp\\fig\\", "Adobe PDF")

これで、PowerPoint のファイルから各スライドを ps に変換できる。あとは、ps2eps で eps にするなり、コマンドラインで実行できる Distiller( こちらの distill.zip とか)で pdf にするなりすればいいことにする。

(acknowledgement: msoffice2ps
Python for Windows Extensions から pywin32 をインストールすると、 Windows版のPython でCOMをいじれる。

さて。

IDLE 1.1
>>> import win32com.client
>>> ppt = win32com.client.Dispatch("PowerPoint.Application")
>>> ppt.visible = 1
>>> ppt_file = ppt.Presentations.open("C:\\temp\\foobar.ppt")
>>> ppt_file.export("C:\\temp\\fig\\", "png", 1024, 720)

これでPowerPointのファイルから1スライド1ファイル単位でpngを吐き出せる。しかし本当にやりたいのはepsを吐き出すことなんだけどねえ。まあ、この画像データと ppthtml (xhtml に含まれてる)を使えば、とりあえずの目標は達成できるか。どのみち最後は Illustrator で読み込まなければ使えないわけだし。
特定口座の開設を怠っていたので、昨年分の株式譲渡益にかかる税金の確定申告が必要だということに気がついた。この時期に気が付いてよかったわけだが、国税庁のe-Taxという電子納税システムを使うには遅かったことが判明。どうやら、e-Taxを利用するまでには1ヶ月以上かかるらしい(「開始届出書は、いつまでに提出しなければなりませんか。」)。つまり、今年の確定申告には間に合わない。しょうがない。来月の頭に有給をとって税務署にいくしかないか。面倒くさいなあ。

とりあえず理解したことをまとめておく。まずは、申告分離という課税方式と、特定口座について。

  • 株式の譲渡益に伴う所得税については、平成15年4月以降、申告分離課税という方式に一本化された(どうでもいいけど、年号だと混乱するから2003年4月って言ってください>役人)

  • 申告分離課税というのは、株式の売買をして儲かった場合にのみ、税務署に確定申告して税金を払う方式のことらしい。配当益とは「分離」して売買に伴う利益だけ「申告」できるから、「申告分離」。

    • ちなみに、2003年4月のまでは、源泉徴収方式を選ぶこともできた。源泉徴収方式だと、損得にかかわらず、株式を売ったときに証券会社が所得税を天引きする。損しても税金払わなくちゃいけない。しかし、税率としては源泉徴収のほうが圧倒的に安かったので、大きく売却益が出たら源泉徴収、数万円程度の儲けや損切りの場合は申告分離という使い分けが一般的だったらしい。そういえば昔勉強したよ。だんだん思い出してきた。

    • ちなみにちなみに、申告分離方式への一本化に伴って、申告分離の税率が軽減された。当時は26%で、現在は10%。しかし、平成20年からは20%になるらしい(2008年?)。

  • 申告分離の確定申告は、1-12月までの譲渡益について、翌年2月~3月頃の青色申告で行う。
  • 確定申告をしないとどうなるか。

    • そもそも、証券会社は、顧客が30万円を超える額の株式を売却した場合には税務署に通知しなければならないという決まりがある。つまり、税務署は株式を売って利益を得た人間を知っているということ。

    • だから、売却益があったのに申告してこない人間に対しては、4月~6月頃に納税通知書を送りつけてくる。

    • ありがたくも脱税扱いになるので、ペナルティあり(小額だと発生しないけど)。

  • ようするに、申告分離方式はめんどくさい。そのうえ、知らずにスルーすると嫌な気分になる。そこで証券会社では、よろしく税金の支払いを代行してくれる源泉徴収みたいなサービスを実施している。これが特定口座。特定口座で売り買いした株式については、譲渡益が発生したら証券会社が面倒をみてくれる。もちろん、特定口座は通常の口座とは別に手続きが必要。

引き続いて、国税庁のe-Taxについて。

  • ぶっちゃけていうと、Webで確定申告できますよというシステム。

  • しかし、利用するには国税庁に事前登録が必要。これには、税務署に住民票や書類を提出しなくてはならない。

  • 利用登録を届けると、翌月末頃に税務署からCD-ROMが届くらしい。これにクライアントアプリ(e-Taxソフトっていう名前らしい)が入っている。利用者IDや暗証番号なども同時に通知される。

  • e-Taxでは、支払いもオンラインの金融機関で可能っぽい。オンラインバンキングなどで支払い先を納税機関にすると、「国税等納付画面」というページが表示されるらしい。

  • セキュリティに関する情報は、「セキュリティ対策について」に書いてあることだけ。電子署名や証明書については、申告所得税、法人税及び消費税の電子納税のみの利用では不要みたい。この場合の手続きのことを国税庁のサイトでは「特定納税専用手続」と総称している。ようは、税理士さんとかは、国税庁の定める認証局で証明書とってこいという理解でいいのかな。


こういうことを個人でやるのは無理なんですよ。とくに書類とか印鑑とか嫌いな個人には(嫌いなのは面倒だし馬鹿馬鹿しいというだけの理由ですから。思想なんてないよ)。っていうか、こっちは払うんだから、むしろお前らのほうから取りにこいと。
もちろん、特定口座を申し込みましたとも。

2005/02/22

イスカ AIR 810 EX
もう、3シーズン+シュラフカバー+ブラケット+厚着で耐えるのはやめだ。にしても、毎年2回くらいしか行かない登山なのに、ここ数年は毎回設備投資をしている気がする。新しい商品を導入して、それをフィールドで耐久テスト、みたいな。あと、靴がほしい。こちらはアメ横のTORAYAで平本さんにけしかけられたから。登山靴を買うならここがいい。

2005/02/21

恵比寿の軍鶏丸で軍鶏鍋。この店はいい。本当にうまいし(本当に)、ただの老舗と違ってサービスも的確。
と、評論家ちっくに書いてみるのでした。満足したなら満足したでいいじゃんね。ところで、ぼんぼちとぼんじりは同じ部位か、はたして?
と今朝は思ったんだけど、やっぱ会社の流し掃除を当番制にするのはいかがかと思う。
キーボード上で冷めた手に温水がしみる。

2005/02/20

バイオハザード4、長いよ。2巡目なのに6時間以上かりそう。それというのも無限ショットガンのために小銭集めをしなければいけないからなんですが。しかし、やりかけたからには続けるしかないわけで。

2005/02/18

いろいろあるけど、つまり、自分はいろいろ知っていると思わせたがるのが一番問題だ。まれに、マジで勘違いしている場合もあるけど、手遅れだ。
Jess : 日本語小論文 評価採点システム に挑戦。だって、先日の朝日新聞を読んでから気になってたから。とりあえずDemoの問題に対して回答してみた。配点はデフォルトの「修辞5 論理構成2 内容3」で。分量は「600文字」に指定。

●質問文

人生において我々はしばしば自分がしたいことと、
自分がすべきだと感じることと、どちらを選んだらよいかに悩む場合がある。

自分がすべきだと感じることより
自分がしたいことを優先させることがその人にとって良い場合があるとしたら、
それはどのような場合だと思うか?
あなた自身の経験、あるいはあなたが見聞したことから、
その事例を挙げて、あなたの考えを述べなさい。


●回答

自分がしたい事柄を優先する人々は阿保です。彼らの吹聴する非建設的な理屈には、現代の社会が抱える病理が潜んでいます。奉仕の役割を十分に理解すれば、誰にでも道は開けます。それが定説だからです。
私は最近、偉大なる尊士に友人を紹介しました。友人達は、常日頃から合コンやコンパに明け暮れる荒んだ生活を送っていました。私は彼達に、尊士に拝顔する至高の瞬間を提供しました。ところが彼奴らは、「時間がない」「興味がない」「っていうか、お前らヤヴァくない?」などと、終始尊士を見下す態度でした。崇拝する御方は、メロンを頬張りながら私を睨み続けました。
友人達の刹那的行動は、彼等が感じる能動的価値を優先した結果ではありません。単純に、為すべき祈りに気付いていないだけです。私は説得を続けました。来るべき第三次世界大戦、アーマゲドン、そして信仰について。熱弁が5時間に及ぼうという頃、友人等は嘲笑しながら席を立ち、食事代を置いて帰路につきました。その晩、私は宿舎で苦行を命じられました。
自分には、彼達が本心から尊士を嘲笑したと信じることは不可能です。信仰の対象がない人間は盲目だからです。彼らが悟りへの道を歩むためには、私のような者が率先して自己犠牲となり、闘争を展開しなければならないのです。それ故に、私は、自分がすべきだと感じることだけを続けることができるのです。啓蒙されていない全ての無知な人々のために。


●評価結果

修辞 4.8 ( 5 )
長くて難しい語がやや少ないように見受けられます。

論理 2.0 ( 2 )
内容 2.4 ( 3 )
分量過少による減点 0

最終得点 9.2 ( 10 )


そうかあ、長くて難しい語がやや少ないかあ。無理くり「第三次世界大戦」とか入れてみましたが、だめですか。

「内容」に対する点数が少なめなのは、どうすれば攻略できるだろう。(おい

2005/02/17

多倍長整数のビット表現でエラトステネス」をC++にした。うーん。普通に「配列でエラトステネス」とかのほうが早いのかもしれん。

#include <stdio.h>
#include <iostream>
#include <math.h>

#include <NTL/ZZ.h>

ZZ zebraBit(unsigned long span, ZZ length){
unsigned long i;
ZZ base, bit;
base = 2;
bit = power(base, (span - 1));

for (i = 1; i < (length/span) + 1; i++){
bit = LeftShift(power(base, (span - 1)), (i * span)) | bit;
}

return bit;
}

void binArray2intList(ZZ intasbin, unsigned long mistery){
ZZ num, mistery_base, shift_base;
unsigned long count;

count = 0;
shift_base = 1;
mistery_base = 2;
num = intasbin;

while (num > power(mistery_base, mistery)){
if ((intasbin & LeftShift(shift_base, count)) > 0){
;
}else{
cout << count + 1 << "\n";
}
num = RightShift(num, 1);
count = count + 1;
}
}

int main(){
unsigned long i, sqrt_order;
ZZ bit, shift_base, order;
bit = 0;
shift_base = 1;

order = 100000;
sqrt_order = 317;

for (i = 2; i < sqrt_order; i++){
bit = zebraBit(i, order) - LeftShift(shift_base, i - 1) | bit;
}
binArray2intList(bit, sqrt_order);
}

コンパイルと実行。

$ gcc ntl_test.cc -lstdc++ -lntl
$ time ./a.out > result.txt

real 0m18.692s
user 0m18.230s
sys 0m0.020s

misteryは、ミステリー。なんか、ビットシフトがうまくいかないので補正。っていうか、そんなことやってるからオーバーヘッドになってるっぽい。そして。しょせんNTLの使い方メモくらいにしかならないのであった。

I am nerdier than 94% of all people. Are you nerdier? Click here to find out!


違うと信じる。

2005/02/15

朝日新聞の夕刊1面に『大学入試で小論文を自動採点』みたいな記事が掲載されていたけど、そこでテスト学会とかいうとこのえらいひとの意見が載っている。いわく、米国と違って日本では情感に訴える文章が好まれる。また、国語教育で論理的な文章を書く訓練もしていないので、国語学者の意見を取り入れながら良い文章とは何かを見極めてほしいとのこと。asahi.com にはこの部分は掲載されていない。

わざわざこういう意見を載せるとは、さすがは左翼新聞。非論理的な文章の権化たる天声人語を長年連載してきただけのことはある。

憂えるなら現状の国語教育のほうだろうが。
Search-Oriented Information Client(検索指向の情報クライアント) という hisashim's journal のエントリを読んで、木曜日に何を考えていたのか思い出してきた。いやね、いかんせん花粉がひどかったものだから。

hisashimさんは、このjournalの末尾の「ゆるい考察」で、「問題への気付き」「問題の切り分けと整理」「実装」が揃っている人でなければクリエイティブなもの(「クリエイティブな」の部分は自分の解釈であって、具体的にどんな「もの」を指すのかは書かれていない)は生み出せないと考察している。ところが自分(hisashim's journal でいうところのS)は、この話をしているときに、少し別の考え方をしていた。

まず、上記の3つのカギ括弧の項目は「的確な問題意識→適切な問題の切り分け→実装」という不可分のチェインであり、このチェインは「その一部が欠けると電波系で、遡上にものぼらないのが芽生え系」といった文脈のなかで理解しなければならない。なぜかというと、この3つの項目を取り上げるだけではあまりにも当たり前のことを言っているに過ぎないから。おいしいビールには良質のホップと天然水が必要、という言明と同じ。でも、本当においしいビールには、良質のホップと天然水だけでは成し得ないスペシアルなサムシングがあるわけですよ。つまり、ホップと天然水を繋ぐ何か。ビールの場合は発酵技術だったり熟成技術だったりすると思うんだけど、これが抽象的な「問題解決されるべきもの」の場合だと、「センス」とか「バランス」のような、やっぱり抽象的な話にいきついてしまう。センスとかバランスって言葉もうさんくさいけど、まあ、それはそれでいいや。名前が付いていると便利だし。とにかく、そんなわけで「センスやバランスがないのに問題解決できると信じて猛進しているやつは電波」という補題につながっていく。そもそも、「問題意識を持つことが大切です」とか「スキルを磨きましょう」とかいうだけじゃ(小中学校の教員はこういうプロパガンダがだいすき)、意味ないでしょう。磨くならセンスを磨け。大切なのはバランスであって何かを意識することだけじゃない。

ところで、問題意識を持てとかスキルを磨けっていうのはよく言われるけど、問題を切り分けるのに精進しろと言われることは少ないような気がする。しかも、問題をうまく切り分けた人間を捕まえて「評論家」呼ばわりすることが多い。

ちなみに、この話じたいに生産性があるかというと、まったくないから不思議だね。