2006/02/21

何かを観察したいっていうのは、人間の根源的な欲求のひとつだ。観察することにより周囲の危険や将来の出来事を想定したいとか、観察には科学の萌芽があるとか、そういう小理屈はぶっちゃけどうでもいい。ただ単純に、それをもっと見つづけたいという素朴な欲求があると思う。なんていうか、好奇心という概念だけではすませられない、観察という欲望。

たとえば交通事故の現場に遭遇したら、どうしたって見てしまう。不謹慎でも興味本位でもなく、ただ「何がどうなっているのか」を観察せずにはいられない。それだけ。事故や事件の現場はあえて避けて通るという人でも、映画のロケなんかやってたら、(別に興味なくても)とりあえず何を撮っているのか気になって、ちら見程度はすると思う。あと、おとこのこだったら、スーパーカーとか、通りの向こうを走り去っただけで凝視しない? それはもう、興味があるからとか、好きだからとか、カッコいいからとかじゃなく、とにかく見たい。もっとよく見たい。

女の子のスカートが短いのとかも、そのような事例に含まれると思う。いちいちセクシャルな感情を強く抱く男性もいるとは思うけど、そんなのは基地外であって、もっと単純に、ただ状態を観察したいというのが、個人的には本音だったりする。ほとんど交通事故とかと同じ。いちいち性的感情を抱くほど頭のなかはヒマじゃない。異性の下着=性的感情という短絡なイメージは放棄してもらいたい。小学生じゃないんだから。

というはなしを会社でしていたら、おまえは逮捕されてしまえと嘲笑された。だれに嘲笑されたとは、あえていわない。

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